しんしん
雪降る夜がこんなにも切ないなら
あなたに出会わなければ良かった
最後に抱きしめたのはいつだろう
遠い記憶をたどってはほつれる
糸を手繰り寄せる
そばにいて欲しい時にあなたはいない
半端な愛情なら いっそ燃えてしまえ
貴方と私がすれ違ってしまうように
今でも隣りで眠っている気がする
耳を澄ませば聞こえる小さな呼吸
暗闇の中で繋いだ柔らかな手
雪はしんしんと降るばかり
23/02/03 00:19更新 /
なまこ
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