冬の胡蝶

いつかの娘 真っ白な細い腕

触れられない秘めたもの

夜の街には似合わない

だけども知ってる

君が大切な何かを売って

稼がなくちゃならないこと


君が背負うもの 僕が背負うもの
生きてくために 求めるために


魂をすり減らして

冬の胡蝶になった君

泣き明かしたまぶたで

今夜も眠るのかい

見知らぬ誰かの胸で

寄り添う小さな肩は

冷たい孤独を背負いきれない


20/11/23 15:50更新 / なまこ
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