変わらぬもの

あれから何年経っただろう

もう幼いままではいられない

ひとりたたずむ母の背中は

随分と小さくなったものだ

いつかの日の古い写真

兄貴は横で笑っている

戻れぬことを寂しく思うけれど

確かな愛情はいまも変わらない

誰もがやがて

自分自身へすべてを告白するのだから

20/08/04 20:15更新 / なまこ
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