夜行列車

轟々と足音を鳴らし

夜行列車はゆく

哀しみも虚しさも

何もかもを連れ去ってゆく

列車の窓からは橙色の灯りが漏れ

この街ではそれだけが温かい

いつか話した約束も

通り過ぎればあとの祭り

僕も乗せてはくれないかい

片道切符はあるけれど

20/06/14 21:20更新 / なまこ
いいね!感想

TOP


まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c