unforgiven

行き場のない夜を抱え込む君
この仕事もはじめたばかりなの、と
強がりが陰る瞳で見つめた
これが生きる術だと言うように
腕をからめたね
人混みの中の僕たちは
どう映るだろう
愛し方もわからずに
重ねる身体だけを頑なに信じて
幼さ残る笑顔が儚いね
小さな口元から溢れる言葉は
冷たい夜へと意味を無くしてゆく
時々 自然と涙が流れるの
絡める指先へとつたう気がした
白い肩を寄せる君
拭えぬ切なさ


今夜だけは街を疑わないで
静かにおやすみ

20/06/01 20:26更新 / なまこ
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