Gladiolus

『貴方と愛し合い、忍び逢い
 傷を舐め合ったあの日に
 ふと貴方が溢した言葉に
 私の心は今日も切り刻まれている。』

『花の数を数え
 貴方を見つめる 貴方と笑う
 そんな日々に今日もまた苦しくなる
 貴方から花が届けば
 駆け出す私と駆け足になる鼓動
 貴方と出会いたい。
 その一心で私は生きている    』

 もう忘れたいはずの
 思い出は私を剣のように切り裂くけど
 もうすでに枯れたはずの
 花をどうしても捨てられないの

 花の数を数えては
 貴方を思い出す 私は感じている
 貴方から貰った花も全部
 私を傷つけて縛りつけてしまうけど
 貴方との日々の思い出で
 今日も私は生きれている

 あの花と思い出で生かされてる。
 

25/07/13 23:10更新 / ゆきまる
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