ひねくれ

まっすぐになんてなれない
壁がいつでも見下している
大人しいから右に曲がった
越えられないなら左に曲がった

そのうち場所が分からなくなった
帰り道も、何がしたいのかも

壁を登るあいつを見た時
思ってしまった
落ちればいいのに

それでも僕は、頑張れって言った
あいつにじゃない、僕に言った

25/03/29 01:36更新 / さとし
いいね!感想

TOP
まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c