甘えた子供を母は見捨てなかった
教育する責任があるからだ
だけどそれだけではない
愛しているからだ

残り物の入った味噌汁
母が食器を洗う音
いつも先についてるエアコン
僕は自分が情けなかった

一面に広がるこの海
けれどそれは無限では無い
無償の愛などないのだ
ただあるのはこの海だけ
この深い愛だけ

明日は僕がご飯を作ろう
返しきれないこの途方もない愛に
やっと僕は気づいたから

25/03/18 01:37更新 / さとし
作者メッセージを読む
いいね！   感想

---

TOP

まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c