人類の歴史

いま、また戦争が始まろうとしている
改憲の準備はもう出来上がっているだろう

ああ、人間はどうして争いが好きなのであろうか
昔々の日本には、まだそういうものはなかった
他人を傷つけることなく
人々がお互いに協力し合い
“ひと”を大切にした時代だったのに
文明が進むにつれ
憎しみ合い殺し合うようになった

ああ、歴史というものは深き傷痕
人間の文明は残忍な歴史によって造られる
自分だけが富を得ようとする自己中心的な心が
文明の歴史を象るのだ

それを許さぬ意志が私達には必要ではないだろうか
間違った歴史を変えることができるのは私達人間
長い間忘れかけていた大切なものを
ひとりひとりが復活させるのも私達だ
私達が決めた憲法を
そう簡単に変えてしまって良いのだろうか
もう再び戦争は繰り返すまいという固い決意は
どこへ逝ってしまったのか
また血みどろの戦争で日本の歴史を創りたいのだろうか

しっかりしろ! 
人間どもよ!
己の心の奥に棲む悪と闘うことこそが正義なのだ
孔子が目指したという君子を我々も目指そうではないか
憲法九条を護りきる心こそが君子
すなわち徳の高い理想的な人格者なのだ



24/06/23 08:32更新 / 秋乃 夕陽
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