迷宮(ラビリンス)

偽りの愛の炎のなか 
身を焦がす
「さびしくないさ」とつぶやきながら
まるでアルコールランプのよう 
冷たいガラスの中で立つ火の柱
いつまで燃え続けているのだろう
ふっと息をふきつければ消えてしまうのに

まるで道化師だね
何も知らずにおどり続けるだなんて
これが愛だなんて本気で思っちゃいないだろうね?

さあ、君も踊ろう 
夢遊病者のように
どんなまやかしもバラ色に見えるよ
夢見る乙女のように幻を見よう
愛が壊れても君はキズつかない 
新しい恋の予感

君はまたまやかしの愛を見つけ追い続ける
これは幻だということをすっかり頭から拭い去って
哀しみも痛みもおとずれることはないさ
永遠の愛の予感


24/06/21 09:32更新 / 秋乃 夕陽
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