過去(きのう)と現在(いま)の狭間で
滲む涙の帯
暗闇のなかで金色の炎となりて揺らめく
ただ執念深く心に焼き付かせながら
まるで引き潮のようにさっと引いていく気持ちの裏で
なにかがからっぽの頭を満たそうと重くのしかかってくる
どうしようもないやりきれなさと諦めとが
お互いせめぎ合いながら
わたしを過去への想いへとスリップさせる
夢はいつから幻(ゆめ)になるのだろう
そんな途方もない考えが頭をよぎって離れない
うずくまる自分の影をじっと見つめながら
いつまでもいつまでも
ただ、じっと責め続けた
TOP