芽生え

こぼれ落ちないように
しっかりその手で
にぎっていよう
こころ弾むような
幸せをかみしめ
あなたをいつも
みつめている

あなたの瞳にわたしは
映っているかしら?
ちょっと覗いてみたい誘惑に
かられるの
そう、いつも

あなたがわたしに
「こんにちは」と
頬笑むとき
わたしはいつもその瞬間に
期待してしまう

あなたの本当のきもちを聞かせて
なにか気のある素振りをされると
きもちがバクハツしてしまいそう
そのくせ
あなたがその気のないそぶりで
通り過ぎると
シュンとしてしまうの

ねえ、あなたの本当のきもち聞かせて
わたしはいつもの席で
座って待っているから


24/06/14 07:15更新 / 秋乃 夕陽
いいね!感想

TOP


まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c