Romantica 〜amore folle〜

心の記憶
愛のうまれる場所さがし 
さまようわたし
あなたと分かち合いたい
おなじシンパシーを感じ 
おなじ空気を吸う
だけどいつもガラスケースの中 
お互いすれ違うばかり

手をのばせばとどくのかな?
あなたの手はきっとぬくもりに溢れ
冷たい手をあたためてくれる

もし生まれ変われるなら
あなたのそばでずっといたい
あなたのほほえみで救われるなら
わたしは勇気と希望をもち続けられる

仮面の下のあなたは決して冷たくなんかない
優しくて繊細な心をもっと大切にして

あなたに会いたい
抱き締めあいたい
でもガラスケースの中で微笑みつづけるあなたは
ずっと遠くに行ってしまった
問い掛けても触れ合っても答えてくれない

わがままだって分かってる
もうあなたとは会う資格もない
わたしはあなたに話し掛けたいのに
どんな姿になったって愛してるから

青草はメラメラと音を立てて燃えつづける
わたしも青草のようになりたい
青草となってめらめらと燃え上がり
煙となって天にのぼりあなたの傍にいきたい

あなたを愛する事は罪ですか?
もしだれかに恋をしているのなら
わたしは嫉妬で狂ってしまいそう
こんなわたしをあなたは笑うかもしれない
たとえあなたに笑われたとしても
わたしは本気であなたの事を愛しているから

毎日が心の締め付けられる想いで
こころのなかであなたをみつめている
これが単なる「恋に恋する」だけなら
わたしは身を投げ出してしまいたい
この気持ち・・・中途半端なものではなく
幼い恋心でもない
どんな姿でもいい
あなたのそばにいたい

きっと見詰め合えば分かり合うはず
お互いのシンパシーを感じ
お互いの温もりを抱き締めあいたい

もうすこし、もうすこしあなたに近づけたなら
あなたはそっぽを向かないでしょう
あなたの姿を見かけるたびに
わたしの胸は張り裂けてしまいそう

だれかとめて
この取り止めのない溢れくる気持ちを
わたしがわたしでなくなるまえに・・・


24/06/06 11:29更新 / 秋乃 夕陽
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