二律背反
文化は壊されては再生されてゆく
いわば呼吸みたいなもの
足早に過ぎ去り
知らぬ間に消え去る
時の波打ち際
儚く消滅する泡は
新しい記憶によって
誰彼の意識もなく
また再生されてゆく
既存概念に縛られた大人たちを
嘲笑うサブカルチャーは
いわば思春期のひきつけのようなもの
大人からの束縛を嫌いながらも
自ら好み
信奉するものからの束縛を
極度に欲する
相矛盾した存在
24/04/29 01:36更新 /
秋乃 夕陽
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