君はどこへ

風が冷たいと君は笑った
僕はそんな君の頬をそっと両手で挟んで
鼻と鼻とを押しつける

嬉しそうにはしゃぐ君のそのカゲボウシは
僕の胸をなんだか苦しくする

フッとまるで吹き消すように
君の影は消えた

24/11/26 00:34更新 / 秋乃 夕陽
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