自慢話

ある合評会の時
詩人仲間から誰の詩が一番好きかと聞かれて戸惑いを感じた

今まで好き勝手に詩を書いてきた
好きな詩人など分からない

そう正直に答えると決まって相手は
小バカにしたような態度をとる
「ふぅ〜ん」とか
「へぇぇ〜」とか
だから私は適当な作家を挙げておく

萩原朔太郎
室生犀星
三好達治

その名を聞いた途端
得意げに語り出す相手

私は薄ら笑いを浮かべる
毎度の如くうんざりしながら

24/11/05 00:23更新 / 秋乃 夕陽
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