想う罪人

誰よりも何よりも君を想う事が罪ならば
僕は今すぐにでも高い屋上を駆け上がって
この身を投げ出そう

君と僕との幸せを祝福する者が
誰もいないならば
僕は周りのどんな言葉にも耳を貸さずに
君を奪いにいこう

それがたとえ道理に外れていようとも
僕は君だけを君だけを愛す

棘の誓いによって
僕の心がズタズタに引き裂かれようと
僕は君を護る為だったら
どんな羞恥にまみれた人生を
選択したって構わない

真剣の刃は鋭い牙を剥いて
ふたりを切りつけるから
重なり倒れるふたつの身体はひとつになる

どんな犠牲も今の僕らには無敵だから
僕は畏れず君だけを見つめていよう

24/10/06 00:39更新 / 秋乃 夕陽
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