僕の太陽

心の均等が崩れてしまいそうで
何もかも亡くしてしまいそうで
独り震えてた

君の優しい眼差しが天から降って来て
僕は救われたんだ
捨てられた仔猫みたいに
その場その場を頼りなく生きて来たのに
その時初めて優しい温もりに出逢えたよ

まるで本当に生まれ変わったよう
爽やかな風も空気も
僕らを取り巻いて祝福してくれたんだ

そう、君と僕
お互いかけがえのない愛にまた巡り逢えたから
何も言う事なんてないよね
きっと来世もその次の世も
同じように手に入れられるような気がする

喪いかけた心と心を繋ぎ併せて
僕らはひとつになるんだ

ねぇ、「元々ふたつのものはひとつにならない」だなんて
哀しい事言わないで
もし何かふたりに足りないところがあれば
僕が補ってあげるから

君が僕に手を差し延べてくれたみたいに
パズルの欠片をひとつひとつ填め込めば
ふたりはずっと一緒に先を見据えてゆける

君の胸の内を僕に開けてご覧よ
太陽みたいに輝くその魂は
僕の孤独な心を照らしてくれるから

24/10/05 00:20更新 / 秋乃 夕陽
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