夢の痕
すれ違いの毎日
貴方と私
なんの接点もなくただ透明な空気の中を素通りしてゆく
どうか涙ぐむ瞳の奥に光るものを覗き込まないで下さい
哀しみが私の精神(こころ)を麻痺させてしまうから
私の白い繭は煤汚れた厚い殻に覆われ
暗い幻(ゆめ)ばかりが貴方との距離を遠くする
あぁ、憧れ≠セけではここまで苦しまなかった
そう、憧れ≠セけでは・・・
貴方の優しい瞳が私を落ち着かせてくれたから
もっともっと光を掴みたいと願う
願わぬ祈りを貴方に託して
深まる罪の痕を指先でなぞる私を許して下さい
いつ何時でも貴方を想わない日はないから
迷わず貴方の元へと駆けて行きたいのです
もし、何の戸惑いもなくその温もりの中に飛込めたなら
温かな未来が私を待ち受けてくれていそう
だから、包み込む愛情を信じていたい
今までの憂いは全て嘘だと言えるぐらいの愛を
ねぇ、さよなら≠ネんて言わないで
首を横に捻って他人の振りなんかしないで
冷たい感情がより私の気持ちを熱く燃え立たせるから
貴方の傍にいたい
ずっと
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