光の在り処
温かな光りのなかで僕は涙の雨を降らす
柔らかな幻が僕を包むから
差し出された手のひらも闇に包まれる
もう夢見る刻(とき)は過ぎて
虹色の夢が微妙な翳を揺らしている
ジワリと拡がる胸の傷みも微かな熱を帯びて
僕の瞼を熱く濡らすよ
ねぇ、黒く垂れ込めた雲の隙間から
偽りの涙を流す光りの在り処を教えて
もしも、哀しみのその先にある未来も
希望に変わるなら
明日へと繋ぐ足音を聞かせて欲しい
24/09/28 02:04更新 /
秋乃 夕陽
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