骨の十字架

疲れた体をベッドに横たえ瞼を閉じれば
ごらん
視えてくるよ
骨の十字架

カサカサに乾いた白い表面が
黄色い陰影を作って僕を見つめる

斜めに走るペンキの赤は
そう、僕の血さ
微かな痛みが不気味なコントラストを奏でる

あぁ、僕の愛しいメダイヨン
僕のお守り
薄汚れた虚像(ジーザス)

暗い光の中でいつまでも輝き続けろ

24/09/23 00:58更新 / 秋乃 夕陽
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