闇夜からの祈り
トンネルを抜けてもそこは闇
光を捜してやっと辿りついても
また長い長い暗幕がまるで目隠し鬼のように
私の精神(ココロ)へと覆い被さってゆく
いつになったら闇は晴れるのだろうか
身体にまとわりつく苦しみを取り除こうと
何とかもがいてみても
力を奪われし私の腕(かいな)では
光を掴む事すらままならない
あぁ、何の役にも立たぬ蟲(ムシケラ)のような私
いつか霧が晴れて
皆と同じように清らかな風を精一杯
身体に浴びる事が出来ますように
恐れと不安が鬼気迫る勢いで
私を追いかけてきて
一息で呑み込んでしまわぬよう
私は祈る
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