道化師のメロディ
届かない声に耳を澄ませてごらん
どんなにか細く
周りの騒音にかき消されそうでも
ほら、聞こえるだろう?
キリキリ痛むココロが
僕の瞳から涙を溢れさせて
奇妙な音色を奏でるんだ
決して届かぬラブソング
何唱節も重なり合う哀しみのリズムを
慈しみの数だけ傷付いて
遠慮と後悔の数だけ
内気になる
ねぇ?君にとって僕は
どうでもいい存在だから
そんなこと歯牙にも
かけないだろうけど
僕は哀しみのあまり
眼もくらむような思いなんだ
どんなに叫んだって
結局のところ、
君にはどうでもいいことなんだろうけど・・・
あぁ、こんな胸の内
なにもかも吹き飛ばして
皆みたいに笑っていられたらいいのに
こんなに苦しむぐらいなら
きみのこと忘れてしまえたらいいのに
神様はイジワルで
どんな願いも叶えてくれやしない
変に期待しては落ち込んで
またツラい夜明けとともに
1日が始まる
一体どうしたら
僕のココロは救われるんだろう?
それともこのまま
生き地獄のような人生を
もがきながら生き続けるのかな
僕の望むことは
決して叶えっこないのに・・・
あぁ、こんな僕に君は顔を背けて
もう決してココロを開いてはくれなくなるだろうね
むしろ、そのほうがいいのかもね
お互いの為には・・・
恋をすること
誰かをココロから愛することが
こんなにも辛いこととは思わなかった
ひとりぼっちの恋は寂しい
君がいなきゃ
君が隣にいてくれなきゃ
僕はどうしようもなくなってしまうんだ
さぁ、道化師の奏でるメロディに
耳を傾けてごらん
きっと、君の胸にも
響くものがあるさ
哀れな道化師の一幕を
君のために奏でるよ
僕の儚き夢幻を
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