人形の館
絡み合う糸と意図とを手繰り寄せ
巧みに操る人形遣い
踊り狂う人形達の破廉恥なまでの動きは
彼の唇に薄い微笑(えみ)を浮かばせ
鋭い眼光を三日月形へと和らげる
ああ、堕落と酩酊の狭間へと送られる熱い視線を
偽りの言葉で慰め
更なる背徳へと突き落とす堕天使
輝く星ぼしを撃ち落とし
永延と輝く一番星よ
自己陶酔の彼方に
もう邪魔者はいない
幻想の館で思うが侭に操る
快楽
嫉妬を
わが身の業火で焼き尽くせ
24/08/21 15:10更新 /
秋乃 夕陽
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