哀am

鏡のなか
しわくちゃ顔の私
水に濡れた紙みたいに
どうしてこうなったのか
振り返るたびため息

悲しみの種ばらまいた
私もあなたも罪なのよ
いっそのこと海に放り込んで
海の藻屑となりましょう
波の間に間に漂って
魚たちの餌食となりましょう
貝殻の楽の調べに乗せて

あらゆる感情を捨て去りし今
無表情の仮面を被った私がいた



24/04/11 08:04更新 / 秋乃 夕陽
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