夕闇に哭く
固く閉ざされた扉
叩いてみても君は現れない
夕闇のなか佇む僕は
拒絶する扉の前でひとり泣き崩れる
嗚呼、白い壁の向こうで
君は眉を顰め
僕を呪っているのだろうか?
愛する君のため
何かひとつでも伝えたかったコトバさえ
君には単なる雑音にしか聞こえず
不快感ばかりが募ってゆく
お互いの気持ちも交わることなく
不協和音が響き渡る
積み重ねられた壁はさらに厚みを増して
僕たちの前に立ちはだかる
お互いを信じ共感しあうことすら忘れて
鋭く冷たい眼差しと嘘とが
僕の心を深くえぐるけれど
君の氷が溶けて
いつか疑いも憎悪(にくしみ)も
晴れる日を僕は信じている
優しい眼差しで手と手を取り合い
共に未来へと進んでいくことを
さぁ、大切な君
白い闇に向かって歩んでゆこう
僕と・・・
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