硝子の涙
透き通るほど美しいガラスの欠片
僕の涙の形を宿して
粉々に砕け散った破片から
拾い集めた僕の心
手のひらに乗せて眺めれば
キラキラと光輝く
君のように
嗚呼、僕の雫よ
愛の結晶
透明無垢な心とは裏腹に
僕は君に何をしてあげられただろう?
君は去っていってしまった
優しい言葉と夢とを置き去りにして
胸の奥から募る想いは君へと届くことはない
もう何もしてあげられない
現在(いま)もこの先の未来も
明日を夢見て共に歩んでいこうと
約束したアノ頃はもう遠く過ぎ去り
透明なガラスの欠片と共に僕の心に突き刺さる
鋭い痛みと共に君の面影を追い続けるよ
これからもずっと
胸に残るガラスの雫がある限り
僕は君だけを信じ
君への愛に涙しよう
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