愛しい君へ
まどろみの中に君を見た
君の影を
愛おしいはずの君
優しく微笑みかける君よ
しかし瞼をあげると
君の影はスッと
ボクの目の前から消えて
失くなってしまいそうになる
首をめぐらせ
必死に君の姿を探そうとするけれど
抗いがたい邪念と疑惑とが支配して
ボクの頭を悩ませる
君の本音を聞きたい
言い訳ではなく
真実を
そして君の本当の姿を知りたい
誠実で実直な男としての君を
どんな甘い殻も脱ぎ捨てて
すぐさまボクの元へ駆けつけてきて
真実の瞳(め)でもう一度
もう一度
はじめから語り合おう
ボクは待ってる
いつだって
どんなときだって
君を待っているよ
君の言葉だけが
この混沌から救う鍵
苦悩という霧が晴れて
光が取り戻せるまで
ボクは君を待つ
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