氷の迷宮

流されてしまえと心で叫ぶ
張り裂けそうな気持ち抑え
滲む涙すら振り払おうとして

無情にも時は過ぎ
誰も見向きもしない
どんなひたむきな花すら
踏み付けてしまう
優しさなどない
氷の迷宮

閉ざされたこの世界で
どのように生きるかすらおぼつかない
まるで手足をもぎ取られた溺れる魚のように

いつかきっと希望の光が
スポットライトのようにふたりを明るく照らし
真実が明らかになることを私は願う

24/07/03 06:04更新 / 秋乃 夕陽
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