にじ

ふと空を見上げると 虹がかかっていた

雨が降っていたことにも気付かず 虹に目を奪われた


無意識に雨から目を逸らし

際限なく降り注いだ雨


雲の切れ間から差し込む光

溺れそうなほどに弱った心に 暖かな光


いつかどこかで 君の頬を伝う涙

拭える誰かは 僕でなくてもいいけど


君の涙を癒すなにかは

虹のように色とりどりで 優しい光で

寒くないように 君を暖かく包み込むものであってほしい

24/11/23 17:35更新 / 空限
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