たったひとつ

僕は基本的に 人付き合いは苦手だ

大勢ではしゃぐよりも 一人の時間のほうが好きだ

子供の頃は 逆だった気もするのだが

いつからこんなふうになったのかは

自分でも よくわからない

でも そんな僕でも そんな僕なのに

気さくに話しかけてくれる人が1人いるだけで

とても嬉しくて 心が暖かくなるんだ

そんな人を 大事にしていきたい

不器用でも 大事なものをしっかり守っていきたい

大事なものが たった１つだけでも

それだけで 生きていく理由になる

生きていく力になる

大事なものが たった１つだけでも

僕たちは 強くなれる

人生は 彩りが鮮やかになる

そんなことを思う １人の時間

やっぱり僕は １人の時間が好きだ

大事なものを大事に考えられる

そんな１人の時間が 僕は好きだ

20/01/23 04:00更新 / 空限
作者メッセージを読む
いいね！   感想
TOP
まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c