せかい

もし仮に僕が
友と呼べる存在を持っていたならば
この世界を作ることはなかった

そこには全てがあって
いつだって僕を迎い入れてくれる
初めて僕は至福の温度を得た

世界は知らぬ間に始まっていて
気づいた時にはもう組み込まれてる
終わりなんて決める必要はない

有像していることに意義があり
その風と共鳴し合えれば誰もが住人
後は自由気ままに寛げばいいのさ

世界とは大抵そういうものだと思う
どんな自己さえも認めてくれる場所
価値なんて求めなくたっていいんだ

誰の心にも詩が存在し
誰の心にも世界が存在す
詩とは世界そのもの

ただ放ればいい
ただ預ければいい
ただ託せばいい



20/01/25 02:28更新 / はともみじ
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