イチゴ

朱い若い
苺が熟れる
揺れる

ショートケイクスの上に立ちて
皆の羨望の的になり得たはずが
徳用のジャムなんかに甘んじて

苺にも髭があり頬張ると舌を刺す
それ故外面を嫌うピープルも多い
僕にとってはソレが必要なのだが

君を知ってもう十数年
時々また恋をしたくて
無理矢理口に詰め込む

お祝いしよう
一期も一会も
朱く染めて紅(くれ)





18/09/15 10:14更新 / はともみじ
いいね!感想

TOP


まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c