僕休み
夏の暑さを持て余し
モグラは西瓜に穴あける
帰りのバスで一眠り
誰かの忘れたシュノーケル
日々を右往左往 当ても無し
僕らは「まーいっか」と 砂を蹴る
氷菓子売る人の訛り
薄れた残想の紐を解ける
揺るぎない空 今 その蒼の下
生まれたての命が息づく
台風が来ると 瓦屋さんが儲かって
「寝てる間もない」と飯も喰わずに瓦焼く
台風が去ると瓦屋さんは暇になって
呑み明かすよ毎夜 ご覧 外はほらもう朝焼け
まだ酔っていたい まだ酔っちゃいない
まだ酔っていたい まだ酔っちゃいない…
たまには僕を休んで雲になって
漂って…いたい
「まーだだよ」って
誰も…いない
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