a color (summer day)

光を求めるのは
虫も人も同じで
君の微笑みに
僕は吸い寄せられた

ただただ眩しくて
仕方がなかった
体中の血液が
暴動を起こしそうで


二人で見たかった
漆黒を染める大輪華
鈍い轟きだけを
遠くに聴いてた

あの一瞬を
君は誰と刻み付けたの
満月みたいだったかな
君の笑顔は


心を剥ぎ取られる痛み
君には分かる?
無理矢理に脱皮させられる
虫よりも惨めで

君の選択に
今なら感謝できるよ
殻を脱ぎ捨て
自分になれたから


君が嘘をついたのは
何となく明ら様で
僕が騙された振りしたのも
やっぱり明ら様で


どんな景色見てたか
今では思い出せない
君が隣で泣いていた
いつかのsummer day


煌めく伸びた君の髪
変わらず記憶の隅で
風の目になりそっと触れた
ツムジからアキレスまで













17/10/09 19:50更新 / はともみじ
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