続・裸木

早春の呼吸はまだ白くて
だから、あなたに抱きしめて欲しい

眠っているときも
起きているときも

しがみつくように、甘えたい
両腕を回したい
もう一度だけでも、匂いを嗅ぎたい

寂しさの風
喚くように窓を叩く

裸木はまだ
背中を丸めて耐えてる

手には蕾を握って

25/03/18 23:13更新 / こわれもの
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