休日の朝

遠い先の曇り空を眺めながら
狭い歩道を歩く
車道には車が少ない
休日の朝だから

歩道にも僕しかいない
静かな、色のない道

足が疲れて痛くなって
少し休もうと思ったけれど
もう少し歩きたくなって、横断歩道を渡った

そのあと、道に迷って
どこから来たのか
どこへ行こうとしていたのか
すっかり分からなくなってしまって

どれくらい歩いたんだろう
だけど、雲の向こうのお天道様は、
いつまで経っても低いまま

静かな、朝の低いまま


24/10/20 18:16更新 / こわれもの
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