海に恩を返すため
消えかけた中央線へ
わざと寄り添ったら
この道のカーテンレール
滑らせてくれないか
最後の三桁が鳴るから
膝を濡らす狂気ほど
辛い大量の水が
生を散らしたのは
自我と現実の天秤
喰われるだけの光
砂の城が威張りだす
旅人は 直し 壊してゆく
定まらない息の仕方
海に恩を返すために
私は浮雲のような対価を
ただ 削るのである
21/03/07 21:58更新 /
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