さよなら まんぼう
まんぼう 間抜けな顔 すっとんきょう
おちょぼ口からぱくぱくぱくと
紡ぎ損ねた泡ぼこ吐いて
子供達の笑い者になった
まんぼう 融通がきかない どあほう
自分が住んでる世界の狭さに
泳ぎを変えられないばかやろう
飼育員達は呆れ果てた
ぶつかった 傷ついた まんぼう
悲しい思いで濁った瞳は
どんな夢を見ていたのだろう
まんぼう 今はもういない まんぼう
空っぽになった水槽の前
暗い顔した子供達の列
23/02/10 21:18更新 /
わたなべ
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