無情の街
公園 仕事場 枕元
至る所に置かれた時計が
まことしやかに嘘を刻み
巨大な心臓の鼓動に急かされ
誰もが我を忘れたように
ぼやけた視界を素早く横切る
車の列は 赤 あか 青 あお
青 あか 赤
剥き出しになった神経に
電気が流れる 無情の街
僕の煙草の火に紛れ込み
遭難者がまた狼煙を上げる
月と太陽が溶け合った日から
影を伸ばせなくなった僕は
顔も 手足も 浮腫みがとれない
公園 仕事場 枕元
至る所に置かれた時計が
まことしやかに嘘を刻み
巨大な心臓の鼓動に急かされ
誰もが我を忘れたように
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