秋の夜長に一献かたむけ




輝かない星だってある
目のまえにひっそりと咲いて

人の悲しみの数だけ
憎しみが残って土になる

空はいつまでも落ちないという
憧れにも似た不変の愛憎を飲みほしたい

目のまえを横ぎる
数えきれない怒りの蝶たちを捕まえたい

くるしむ月を見てそんな風に
艶やかに泣いてみせた

あのときの君の声が
輝かない星だったと想うんだ

秋の夜長に一献かたむけ
星月夜には魔女でもさがそうか









22/09/03 15:27更新 / 花澤悠
いいね!感想

TOP
まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c