春の手紙



朝焼けの
空から
春の手紙が………

白い花が
恋人たちの部屋に咲き
天使が空を駆け巡る

空の上にただよい
下界を眺めているの
わたしだけ

透明な
やわらかなおくりものが
世界をおおっているんだ

だれも
嫌いたくないや
だれも憎みたくない

忘れさせて欲しい
過ぎ去ったけど消えてくれない心の傷
あの夜とめられなかった孤りっきりの

………嗚咽
世界よ。
平和になぁれ。

世界よ、
ひととじぶんを
ちゃんと愛せる世界に、なぁれ。

世界よ、
聴こえるあのひとの歌声を
すなおに愛せる、世界に、なぁれ。








22/04/09 05:57更新 / 花澤悠
作者メッセージを読む
いいね!感想

TOP
まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c