情熱の花



神さまの
スカートのすそに手をのばし
置いてゆかないでと
すがったのは
まだ聖書に落書きするのが
怖かった大昔の話さ


雨、雨、雨、
五月雨つづくのか

もう一度だけでも
信じさせてください
暗がりの世界を旅する
罪深きわたしですが

黄金のキラキラ光り輝く
砂金のような鱗粉を

わたしにふりかけて
ください
わたしを見てください
わたしを愛してください
わたしを殺してください


まるで夢のようなあしたなんて
来るわけないと知ったから
罪を重ねて重ねる心に
それでも咲きたいあの花の名は
ブーゲンビリアでよかったはずさ






21/06/19 07:14更新 / 花澤悠
いいね!感想

TOP
まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c