さみしすぎる夕日



赤い夕日が川面を染めて
大きな橋の上からそれをみていたふたり

語らずとも
伝わる想いもあると
信じていた

これからどんな道を歩んでゆくのか
大人になるというのはどういうことなのか

わからないままで
ふたり
寄り添って川面をみていた

もし
あなたにあえていなければ

もっと上手に生きていられたのかなぁ
でも
もっとあたたかくは生きてはいなかっただろう

ふと
あなたのため息が聴こえた気がして

きっと幻聴だよね

そしてこのわかれの言葉も………

「ごめん」

これだから
夕日はさみしすぎて嫌いなんだ

そんな言葉、聴きたくなかった







21/05/22 09:28更新 / 花澤悠
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