届かない過去

(短歌六首)


後悔をきっとするって知りながら子供に返って雪に寝転ぶ


傾いた棚を作った父の顔、偲び吸えないタバコを咥える


避難所で青い唇噛んだ夜、あゝ、十年か、陸前高田市


起き抜けにベッドの上に座り込み心の重さをこらえる月曜


元気だと笑って強がる君をみてココアを入れてあげる雨の日


下を向き反省してるフリしつつ地を這う蟻を応援する君








21/04/17 09:15更新 / 花澤悠
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