ふられて泣くのは、乙女の名折れよ


ただいちど
やわらか戦車に乗れた夜、
君から涙とキスをもらった


無言でも
過ぎてゆくただ蒼い顔、
胸に秘めたる祖国切る剣


目の前の
ガラスが息で曇るから
叩き割りたい、あなたに逢いたい


目の前の
窓が吐息で曇っても
待ってるあなたの名前は書かない


バーガーを
半分切るときピクルスは
全部あなたに差し上げますから


この恋も
忘れられないほどじゃない、
なんてつよがり身を焦がす蝶


いまという
時を楽しみ生きている
ふられて泣くのは乙女の名折れよ





20/02/27 21:05更新 / 花澤悠
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