泣く女たちへ

舐めてあげた
尖った爪が心臓を
突き刺す日を待つ冬の愛染


燃えさかる
貴女への愛の色だと言う
要は昨夜の血の色だけどね


片頬で
くちびるつりあげ闇の笑み
光を棄てても愛されたいまま


おんな泣く
帰してくれたのはからだ
奪われ殺され焼かれたこころ


深海の
あなたが魚にみえた日に
あなたを食べてみたいと泣いてた



「良い別れ」
そういう卑怯に目もくれず
悲しみの雨を浴びて濡れてる





20/01/20 22:10更新 / 花澤悠
作者メッセージを読む
いいね!感想

TOP
まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c