《新》新生



夜の海の街に溺れ
すがりたい自作自演を
凍った電波に乗せて倒れた


むかし勲章を棄てて
冷たい世界史を刻んだ
謎は白兎の赤目になく
やたら陽気な色彩の歌声が響く
閉鎖空間で洗脳されて神をみた


私はみた
『あがくほどの生き様』がひとりで
海に流れている三千世界の終わり

限りある命が
ガラス細工の口笛を吹く朝
全てを忘れながら
新生する風を






20/01/03 23:53更新 / 花澤悠
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