月の輪が消えて
羽虫の音もしない
夜の帳に
描いた
くも

だれも知らない人ばかり

ぼくの
歩くスピードよりはやく
木の葉が舞う舗道

海の街の
ちいさな牧場から
ひつじが逃げたと
知っている
ふりをするのは
ぼくにはその義務があり
かつては
鯨もともだちだったって

言ったっていい
自由がある

だれか知りあいになってほしい

なんて街に舞う




20/02/11 22:44更新 / 花澤悠
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