抱き治したい
(短歌十一首)
雨の日に
ただ詩を詠めたあのころは
まとわりついてたしあわせ知らずに
目の前で
泣かれたときにできること
すべてをウソとオロオロすること
今日になり
届いたあなたの寂しさが
もう冷たくて 抱き治したい
ゆっくりと
歩いてゆけばいつの日か
ひとの住まない月へゆけるか
生きている
かぎりいつかは散る命
ホンキで怖いと震えた残日
苦しみの
数さえ笑ってしまえたら
ブーゲンビリアをただ抱きしめる
ののはなや
ののくさにある罪のない
みたいなちっちゃな群れが眩しい
君の声
だれよりもよく聴いている
つもりですけど
amp;#25620;き消す波音
もし愛に
性とか涙がないのなら
僕はたまらず君を救うよ
人生に
くだらん勝負がきっとあり
三面六臂の鬼を飼おうか
生きるって
まるで魔法って想わない?
いま抱きしめる君のからだを
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